たったひとりで◆『墨攻』 [2007/03/11(日)]
「墨守」という言葉の由来ともなったという墨子集団。古来中国の伝説の集団らしい。実在したのかどうかも怪しげ。
読んでいるときにはよくわからなかったのだけど、この小説、史実ではなく作者の創作らしい。面白ければどちらでもよいけど。
漫画化、映画化されているので相当面白いのかと思って読んでみたら、それほどでもなかった。期待が大きかっただけにちょっとがっかり。でもそれなりには面白いぞ。
攻撃ではなく守備が専門という墨子集団。そのひとり革離。たったひとりで小城を守るためにやってくる。守ることに徹した作戦で敵の攻撃を待つ。
設定はいい。映画化などする場合は脚色次第で面白くなりそう。想像力を刺激する。武器や城砦など、小説の描写だけではどんなものかよくわからない。映像で見てみたい気はする。
【日本文学】【歴史・文化】【酒見 賢一】

