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もう一つの世界◆『ウェブ進化論』 [2006年09月17日(日)]
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫(著)
筑摩書房
¥ 777
[新書] 18cm , 256P
2006-02-07 / ISBN:4480062858

内容は簡単ではなくて、理解できてない部分も多いのだけど、いま、ウェブの世界というのはこうなっているのか…というのはちょっと分かった。

googleはなにがそんなにすごいのか。今後、ウェブビジネスはどうなって行くのか。ウェブ上で繰り広げられる様々な試み。

ふむふむ、そんなすごいことになっているとは知らなかったよ。という世界。

しかし、私などはそれでも、毎日ブログを書いたりメールを使ったりネットショップで買い物したりとウェブの世界に日常的に触れているからまだいい。ウェブというものに接していない人には何がなにやらさっぱり分からないことだろう。

使っている人と、使っていない人の隔たりは予想以上に大きい。まったく違う世界を見ているのではないかと思えてくる。

ウェブが万能で、すべての人がウェブを利用したほうがいいとは思わないけれど、使う人とそうでない人の隔たりは今後も開いていってしまうのかどうか、それは気になるところだ。単なる知識や趣味の問題ではなく、生活の質に差が出てきてしまうかもしれない。

今だって、私はネットショップの利便性を十分に感じているけれど、これを使っていない人というのは不便だろうなぁと思える。しかし、現実には使っていない人はそれがあたりまえだと思っているのだから、不便だなんて感じていないのかもしれない。知ってしまうとやめられないけど、知らなければ知らないで暮らしていける。それがウェブの世界かもしれない。不思議な世界だ。

ウェブの世界ではいままでの常識では考えられないようなアイデアやビジネスが展開されている。そしてそのスピードはものすごく速い。国境や地理的な距離感もない。世界中の全ての人が同じ土俵に立っている。

この本の副題にもなっているが、“これから大変化が始まる”というのも分かる気がする。

著者は長年に渡って、アメリカのシリコンバレーからブログで情報を発信して来た人物。それだけに、人に情報を伝えるという技術にすぐれていて、文章も構成もとても分かりやすい。確かに、内容は専門的で分からない部分もあるのだけど、文章としてはとても読みやすい。そこに感心した。もともとの能力もあるのだろうけれど、ウェブの世界で多くの人とやりとりして鍛えられたものではないかと思う。文章、言葉が著者によって慎重に、しかも適切に選択されている印象を持った。それが、決して簡単な内容ではないこの本がベストセラーになった所以ではないかと思う。

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