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夜の世界をのぞき見◆『黒い太陽』 [2006年08月16日(水)]
黒い太陽
新堂 冬樹(著)
祥伝社
¥ 2,205
[単行本] 20cm , 552P
2006-03 / ISBN:4396632614

お金のために風俗界に身を置いた若者の視点からキャバクラの内幕が描かれている。怖いけどちょっと覗いてみたい夜の世界。金、見栄、欲望、陰謀が渦巻いている。

夜の世界では水商売に身を落としたからといって簡単に金を稼げるわけじゃない。一流のキャバクラ嬢になるにはそれなりの素養と努力が必要。そして経営者同士の足の引っ張り合い、腹のさぐり合い。キャバクラ嬢の引き抜き合戦に嫌がらせ。

暗い、汚い世界だわ。だけど、女性たちを使って商売をする男たちの視線から見るとちょっと戦国武将小説のように奇襲、騙し合い、直接対決、知恵比べのようで面白い。

主人公が最後、どんな大物になるのかと思ったら、なんかあんまりパッとせずに終わってしまって期待はずれだったけど、仮想の夜の世界を体験。私のような昼型人間は絶対に生き残れない世界だと思った。借金地獄に陥っても夜の世界で稼げる人はいいのかも。私なんて追いつめられたらどうなっちゃうんだ。

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