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どうせ嘘なんだから◆『陽気なギャングが地球を回す』 [2006年07月09日(日)]
陽気なギャングが地球を回す
伊坂 幸太郎(著)
祥伝社
¥ 660
[文庫] 15cm x 11cm , 394P
2006-02 / ISBN:4396332688

伊坂幸太郎は初めて読んだけど、さくさくっと読めていいかも。完全にフィクションなのに、嘘っぽくなくて面白い。

小説って、ほとんど嘘なんだけど、嘘だってわかっていて楽しめるものと、なんだか作り物っぽくて嫌悪感を抱くものと分かれてしまう。それは相性みたいなもので、どちらいい悪いというわけではないのだけど。

どんな嘘でも見抜く男とか、正確な体内時計を持った女とか、いたら面白いけど、本人は大変だろうなという人たちが登場。あ、そうか。そこにあえて説明を加えずに、当たり前のように登場させてるところがいいんだ。ホントっぽくするために、変な理屈をつけると余計嘘っぽくなっちゃうの。小説なんて嘘なんだから、すぱっと「だってそうなんだよ」って言い切っちゃったほうが納得できちゃうのだ。

ともかく、そんないろんな特技を持った人たちが集まって銀行強盗をする話。これが痛快。事件に巻き込まれて殺人まで起こっちゃう。二時間ドラマみたいだわ。おもしろ楽しく読み切ってしまったのだった。

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