伊坂幸太郎は初めて読んだけど、さくさくっと読めていいかも。完全にフィクションなのに、嘘っぽくなくて面白い。
小説って、ほとんど嘘なんだけど、嘘だってわかっていて楽しめるものと、なんだか作り物っぽくて嫌悪感を抱くものと分かれてしまう。それは相性みたいなもので、どちらいい悪いというわけではないのだけど。
どんな嘘でも見抜く男とか、正確な体内時計を持った女とか、いたら面白いけど、本人は大変だろうなという人たちが登場。あ、そうか。そこにあえて説明を加えずに、当たり前のように登場させてるところがいいんだ。ホントっぽくするために、変な理屈をつけると余計嘘っぽくなっちゃうの。小説なんて嘘なんだから、すぱっと「だってそうなんだよ」って言い切っちゃったほうが納得できちゃうのだ。
ともかく、そんないろんな特技を持った人たちが集まって銀行強盗をする話。これが痛快。事件に巻き込まれて殺人まで起こっちゃう。二時間ドラマみたいだわ。おもしろ楽しく読み切ってしまったのだった。 |