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あたりまえのこと◆『超バカの壁』 [2006年05月16日(火)]
超バカの壁
養老 孟司(著)
新潮社
¥ 714
[新書] 18cm , 192P
2006-01-14 / ISBN:4106101491

「バカの壁」シリーズ3冊目。これでおしまいらしい。今回も含蓄のあるお言葉の数々に、うんうん、とうなずきながら読んでしまった。

私などが言ったら生意気だとか小賢しいだとかむかつくだとか言われそうだけど、養老先生が言うと世の人々は納得するのだろうかねぇ。だって、かなり極端なこと言っているよね。

養老先生の考え方には私は個人的にかなり共感する。ベストセラーになっているということは、他の人たちも共感しているのだろうか。それとも、なにをこのぉって思って読んでいるのだろうか。

前の2作もそうだったのだけど、あまりにもあたりまえのことを言っているので、読んだ後に内容を忘れてしまう。自分の考えと違っていたり、目からウロコのような情報が載っているとそれが記憶に残るけれど、「バカ」シリーズはね、当たり前なのよ。そうだそうだ、そのとおり。って思って読んでいると1冊読み終わっちゃう。で、何が書いてあったのか思い出そうとするんだけど思い出せない。

養老先生のすごいところは、ひとつの結論について、ちゃんと理路整然と持論を展開できるところ。例えば私なんて「戦争は悪い」と思っても、なんで悪いのかということを人にうまく説明できない。それが、養老先生はちゃんと相手に分かる言葉で説明できてしまう。そこがすごい。しかも膨大な知識と豊富な経験に裏打ちされているから説得力がある。それがベストセラーのヒミツなんだろうね。

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