だいぶ前に、長瀬智也主演でドラマ化されたのを見た。けっこう面白くて、このドラマで株に対する見方もだいぶ変わった。株なんて一発勝負の賭け事みたいなものだと思っていたのだけど、実は綿密にデータをとって戦略を練る知的なマネーゲームだったのかと。ハイリスクハイリターンだけど、それはギャンブルのように「運」が左右するのではなくて、きちんと世の中の動きを見れば大失敗のリスクは回避できるようなのだ。しかし、奥は深いので、私なんぞが手をだすにはやはりギャンブルに近いものがあるけれど。
最近、株に興味が出てきたので、いつかこの本も読まなきゃと思っていたところ、雑誌に、この本を読んで株式投資を始めたという人が載ってるのを見てやっぱり早く読まねば、と思ったのだった。
石田衣良は初めて読んだ。ドラマのヒットもあって、『池袋ウエストゲートパーク』でブレイクしたけれど、私はこの本原作のドラマを見てちょっとタダモノではないと思ったのだ。『池袋〜』と同じ人が書いていると言うのも意外だった。ちなみに、『池袋〜』はドラマ見てないし、本も読んでない。
『波〜』はドラマの印象とほとんど同じ。ドラマを見たのがだいぶ前だけど、多少設定が変わっているけれど、全体の流れは原作に忠実だったのかもしれない。しかし、株式投資のしくみはわかるようでわからん。主人公たちは、狙う銀行の株価を下げて、それで儲けを狙う。買った株は値が上がると儲かるけれど、信用売りした株は値が下がると儲かるらしい。その辺が不思議。逆言えば、値が上がってしまったら借金が残るってことなのかな。
私が株式投資に手を出したら、そういう怖いことはしたくないので、この本の手法は参考にならないなぁ。ってか、この人たちがやってるのは犯罪ぎりぎりだし、最後にはやっぱり捕まっちゃうし。
石田衣良はひょっとして、一冊読んだらはまっちゃうのかも、って思ったのだけど、全然そんなことなくて、なんか別に他のはいいかな、って感じだった。文章のリズムが私と相容れないようだ。これ、けっこう大事。なんかトントントンと読めなかったのよね。内容は面白いのに。
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