俵万智がブームになったときに、『サラダ記念日』や『チョコレート革命』を読んだのだけど、いまいちピンと来なかった。8年半ぶりの歌集らしい。一児の母となり、子供に関する歌が多く収められている。
相変わらず恋の歌はピンと来ないのだけど、子供や子育てに関する歌にはなぜか共感してしまう。わたし、子供もいないし、結婚もまだまだなのにな。
たぶん、著者と私は恋愛に対するスタンスが違うのだと思う。だけど、親が子供に注ぐ愛情とか、家族の情というのは共通なのだ。だから、この歌集はいままで俵万智という歌人の作品に馴染みがなかった人にも広く受け入れられるのではないかという予感がする。
子供と過ごす時間は揺れているのに進まない「木馬の時間」。そんな風に表現している。療養中の、私の今の生活も「木馬の時間」だと思った。この表現はピカイチ。 |