『エロイーズ』って最近の絵本なのかと思ったら、原書は1955年に発行されたんだそう。絵もお話もぜんぜん古くない。作者のケイ・トンプソンは歌手でダンサーで、ミュージカル界の有名人たちとの親交も深かったらしい。痛快で切れのいいお話とリズミカルでテンポのいい展開は音楽的な才能と関係してるんだろうか。
エロイーズは高級ホテルの最上階に住む6歳の女の子。ママは遠くにいて、ナニーと一緒に住んでいる。天真爛漫、いたずら大好き、ホテルの従業員はほとんど知り合いみたい。自分のことを「はっきり言って都会のこども」って断言してる。ルーム・サービスだって上手に頼める。自分がお金持ちだって理解してるのよね、生意気だけど憎めない。口癖は「てってーてき」。
ペットは猫みたいな顔の犬ウィーニーとカメのスキッパーディー。ウィニーはパグらしい。パグって猫みたいかなぁ。でもかわいいからいいや。
エロイーズは想像力たくましくて、ときどき大人みたいで、ときどき子ども。学校には行ってなくて、家庭教師をいじめて楽しんでみたり。親がそばにいない分、強く、たくましく生きているのだ。なんだかわからないけど、読みながら、がんばれ、がんばれって思ってる自分がいた。がんばれ、エロイーズ。
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