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怖い。姫の首◆『陰陽師 首』 [2004年08月13日(金)]
陰陽師 首
夢枕 獏(著) 、村上 豊(イラスト)
文藝春秋
¥ 1,400
[単行本(ソフトカバー)] 18cm , 136P
2003-10-10 / ISBN:4163222707

なにが怖いって、表紙の絵が怖い。平安の姫の首が中に浮いて、ニンマリと笑っている。目は黄色く血走って、口からは牙と赤い舌がチロリと見えている。書店でカバーをかけてもらうんだった…。

しかし、村上豊の味わい深い絵と夢枕獏の美しい文章のコラボレーションが素晴らしい。この絵物語シリーズ、とってもいい。本の作りにこだわってる感じがするのがね、いい。本の大きさは、妙に気張らない手のひらサイズ(新書を正方形にしたくらいの大きさ)。紙は手触りのいいすこし厚みがあって黄みがかっているもの。

話自体は『陰陽師 龍笛ノ巻』(文藝春秋)に収録されているものと同じ。でも、この絵物語版は持っていて損はないのだ。

それにしても。表紙の首が怖いと思っていたら、中に出てくるクライマックスの場面の姫の首はもっと怖かった。夢に出てきそう。鬼の絵とか、罪人たちの首は宙を舞っていてもちっとも怖くないのになぁ。姫の首は怖すぎるよ、村上さん。

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