ミッキーマウスにちょっと似ている。つぶらな瞳がじっとこっちを見つめていて、「大丈夫だよ。ぼくがいるよ」と言っているみたいだと思った。
『ウィリー』はチワワの写真集だ。かわいいだけのチワワならもっと他にもいるだろうに、なぜ「ウィリー」なのか。ページを繰っていくとその答えが分かった。
ウィリーは車いす犬だった。もともとは道ばたに傷ついて捨てられていたのだそうだ。飼い主のデボラ・ターナーさんはペットの保護活動と里親捜しをしてきた人らしい。ウィリーはメディアに数多くとりあげられて、全米でいちばん有名なチワワと言われているそうだ。
不思議なことに、保護されて守られているのはウィリーのはずなのに、なぜかウィリーの写真を見ているとこちらが守ってもらっているような、勇気づけられているような気になってくる。悲しいときや淋しいとき、落ち込んだときに、こんなチワワがそばにてくれたら…と思える。
うちにも一匹、あんまり頼りにならないチワワがいるにはいるけどね。頼りにならなくても一緒にいてくれるだけでいいよ、小太郎。
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